事業承継勉強会を開催しました
【事業承継勉強会 R6.12.7】
師走の12月7日に、岡山県事業承継・引継ぎ支援センターと連携した「事業承継支援」に関する勉強会を開催し、約30名の会員が集まりました。
まず第一部では、中小企業基盤整備機構の金原様より「診断士に求められる支援メソッド」という内容で、承継計画の作成に関する事例を紹介頂きました。
重要な点は、承継者と被承継者の会話の促進を図りつつ、課題が浮き彫りになってきたところで、診断士が的確なフォローをすることが大切ということでした。
続いて、同じく中小企業基盤整備機構中国本部の石田様から、診断士に役立つ支援ツールのご紹介をいただきました。
第二部では、当会会員でもある山口大輔氏と青木高志氏から実際の事業承継事例の発表を頂きました。いずれも実体験に基づいた内容で、事業承継の難しさや、支援における勘所を気づかされる内容でした。
第三部は、岡山県事業承継・引継ぎ支援センターの統括責任者である小林様から「第三者承継、M&Aの支援メソッド」の内容で、第三者承継・M&Aにおける最近の傾向や、重要な論点について講義を頂きました。企業価値評価、秘密保持契約について、またM&Aの実際の流れ(相手先の選定→トップ面談→基本合意契約→DD→最終譲渡契約)についても具体的に説明いただき、非常に理解しやすい内容でした。
また、その後は意見交換・情報交換も兼ねた懇親会も行い、充実した師走の一日となりました。