２０２４年３月１０日に「３月診断士フォーラム」を開催しました。
今回のフォーラムは2部構成で、第1部は岡山県信用保証協会の御船次長様に、「ローカルベンチマークを使った企業支援」について、また第2部では中小企業診断士の櫻井秀樹先生に、「中小企業診断士に役立つＭ＆Ａ実務」と題してご講演を頂きました。
参加者は、リアル開催のみにも関わらず４１名が集うフォーラムとなりました。

第1部の「ローカルベンチマークを使った企業支援」では、新型コロナ融資の影響を受けての保証・代位弁済の動向を踏まえ、今までの伴走支援に加え、令和６年度から専門家派遣事業の補助事業はローカルベンチマーク策定支援に特化すること等のご説明をいただきました。また、ウイズサポート専門家派遣事業に関しては、年度区切りではなく通年事業運営の構想があるなど、詳細な制度のご説明をいただき、有効な知識吸収の時間となりました。

第２部の「 中小企業診断士に役立つＭ＆Ａ実務」では、数多くのＭ＆Ａを実践して来られた櫻井先生から、ご実家の事業承継・Ｍ＆Ａの実体験を織り交ぜ、Ｍ＆Ａの目的、買い手・売り手の検討重要ポイント、Ｍ＆Ａの基本プロセス(工程・期間・アクションアイテム)、注意事項、ＰＭＩなど、手順を追って詳細なご説明をいただきました。また、企業価値評価の演習もあり、さらに理解を深める場も作っていただきました。締めくくりとして、中小企業診断士の活躍・期待される役割も示して頂き、盛り沢山且つ示唆に富んだご講演をいただきました。

参加者からは時間いっぱいまで多くの質問があり、今まさにＭ＆Ａの支援ニーズがあることを理解できたフォーラムとなりました。

フォーラム委員会では、今後も診断士活動に役立つフォーラムを企画して参ります。
積極的なご参加をどうぞよろしくお願いいたします。