7月診断士フォーラム開催しました
2024年7月14日に岡山県生涯学習センターで「7月診断士フォーラム」を開催しました。
フォーラム参加者はリアル開催のみにも関わらず25名の参加者が集うフォーラムとなりました。
今回は、大阪中小企業投資育成株式会社業務第3部の課長 中山裕貴様、上席調査役 岡田達彦様をお迎えし、「投資育成制度と活用事例 ~円滑な経営承継のために、知っておきたいこと~」というテーマでご講演を頂きました。
人口減少・経営者の高齢化が進む中で、経営承継は今や国としての課題であり、企業経営の新陳代謝が求められる現代社会において、ますます重要性が高まってきています。
講演では、以下の6つのパートに分けてお話を頂きました。
① 経営承継を考える際の論点 ② 自社株式について
③ 投資育成制度について ④ 投資育成の活用事例
⑤ 成長支援メニュー ⑥ 相談から申し込みまでの流れ
講演内容は、経営承継の論点と投資育成制度を冒頭にご説明頂き、具体的な活用事例を用いて実践的対処策をご紹介頂く等、様々な経営承継スキームを知ることができました。また、制度活用に際しては、中堅企業でなくとも成長意欲のある中小企業であれば有効に活用できる身近な制度であり、中小企業診断士としての「引き出し」の一つとして是非とも持っておくことを感じさせる講演内容でした。
フォーラム終了時の質問タイムでは、参加者から、事例を深掘りした質問や、配当の考え方等、より具体的な質疑応答が活発に行われ、理解を深める有意義な時間となりました。
さらにフォーラム終了に引き続き、岡山市産業振興課の亀田 章浩様より、「令和6年度 中小企業デジタル化推進事業」の紹介を頂きました。
本事業は、「人手・人材不足」「労働生産性向上」が市内中小企業でも大きな課題となっている認識のもとに令和2年度からスタートし、マイルストーンを定めて継続的にデジタル化やDXを促進・推進を支援している事業であり、過去事例を交えて紹介頂きました。
特に今回は、「デジタル化検討促進・マッチング事業」「クラウドサービス等導入支援事業」を抜粋してご説明を頂きました。
質問タイムでは、要領・採択率等具体的な質疑も上がり率直な応答で和やか且つ活発に質疑が行われました。参加者からも活用したいとの声も聞かれ、有効な時間となりました。
フォーラム委員会では、引き続き診断士活動に役立つフォーラムを企画して参ります。
積極的なご参加をどうぞよろしくお願いいたします。