【研究会開催報告】AI研究会(2021年12月版)

岡山県中小企業診断士会・AI研究会でございます。

AI研究会は、2018年8月に発足しました。現在、研究会メンバーは7名(太田、岡本、長野、入矢、田中、内田、大友)です。参加者全員がプログラミング経験者、システム開発経験者です。

AI研究会では、月1回研究会を開催して、AIやITについての情報交換を行っております。
コロナ禍以降、WEB会議形式で研究会を開催してきましたが、6月以降、この半年間はコロナ対策をしっかりと行った上で、集合しての研究会を開催しております。

本では学べないAIプログラミングの現場を実践研究

当研究会は全員がプログラミング経験者ということで、6月以降、「実際にAIプログラミングをやってみる」をテーマに、書籍『IT農家のラズパイ製ディープ・ラーニング・カメラ』を全員で勉強しております。書籍を参考にして、実際に枝豆を購入し、WEBカメラ、照明等の撮影機材を準備し、開発環境の準備→枝豆の画像撮影→データセットの作成の流れを実践しました。

ここ半年間、この学びを継続しており、書籍では学べない「AIプログラミングの実際の現場」を体感しています。世の中では、「AIを使って簡単にできるように、、、」などと言われていますが、実際にAIを使いこなすことはとても至難の業であることを体感しています。

例えば、AIプログラミングは、AI開発環境や、AIライブラリのバージョンが変化すると、すぐに動かなくなる場合が多々あります。
また、WEBカメラの撮影では、枝豆の画像に影が映り込むと、画像の質が落ち、AIの学習レベルが落ちます。そのため、影を最小限にする光の当て方や撮影方法を考えたり、再現性を持たせるために、しっかりと記録を残す必要があります。

これからも引き続きじっくり時間をかけて、AIプログラミングの実践研究を進めつつ、「中小企業におけるAI活用の最前線の研究」にも取り組んでいく予定です。

システム開発経験者、またはデータサイエンティストを目指す中小企業診断士の方のご参加をお待ちしております。